ＮＨＫあさイチ『あなどれない足の裏の痛み』

 

12月3日朝8時15分より、NHKあさイチにて、

僕の所属している、足と靴の研究家集団

NPOオーソティックスソサエティーの理事長で

整形外科医の内田俊彦先生がVTR出演致されました。

以下がその内容です。

 

あさイチ（12/3（水）8：15－9：54）NHK総合テレビ

「朝、起きたら足の裏が痛いけど、そのうちおさまる。」

「足の親指がうずくが、外反母趾（ぼし）だからしようがない。」

 

多くの女性が一度は経験があるという、

こうしたちょっとした足の裏の不具合。

実は、放置すると悪化して、大きなトラブルにつながる恐れがあります。

 

足裏に伸びる腱（けん）が炎症をおこして、

最悪、手術が必要になることもある

『足底腱膜炎（そくていけんまくえん）』

足の関節が変形したり小さな“骨のとげ”ができて

強烈な痛みや炎症をおこす

『強剛母趾（きょうごうぼし）』

“大したことはない痛み”のウラに隠れた、

怖～い病気の数々を徹底研究。

 

足の裏や指にしぼって、

女性がつい放置しがちな痛みと

その対処法を具体的にお伝えします。

 

番組サイト
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2014/12/03/01.html

 

当院にも足に関して悩む患者さんが多く来院されます。

 

ほとんどの方に共通するのが

誤った靴選びやフィッティングです。

 

今日は患者さん数名と共に番組を観ていました。

当院でもしっかり靴の重要性は患者さんに伝えています。

 

『先生が、前に言うてたやつやなぁ』

とある患者さんが納得しながら見ていました。

 

ちょうど帰り際の患者さんもいたので、

踵で合わせて靴紐を結んであげました。

 

少し歩いてもらっただけで、

違いを実感して歩きやすさに驚いて帰っていました。

正確な測定をしていませんので何とも言えませんが、

 

本来のサイズで靴を履けば

もっと歩行は良くなると思います。

インソール無くても靴を正しく履くだけで

すっかり良くなることだってあるんです。

 

僕はいきなりインソールは勧めません。

 

単にインソールを入れたらいいわけではないし、

インソール入れなくとも靴のフィッティング次第で

 

結果が変わってくるからです。

ただし、

 

それだけでは対応出来ない足の痛みに悩んでいる方には、

インソールの作製で現状をもっと良くすることが可能です。

後日改めて書く予定ですが、

 

昨日は脳性麻痺の患者さんへ

オーダーインソールを作製しました。

 

ｉＰａｄで歩行の撮影をして

ビフォーアフターを確認すれば一目瞭然です。

 

かなり良い歩行へと劇的に変化しました。

 

本人が一番驚いていましたし、喜んでくれました。

そして今日は別の患者さんに

パンプスへインソールを作製しました。

 

この方は３足目のオーダーです。

もう癖や骨の位置も大体覚えました。（笑）

 

この方はモートン病の痛みのため

作製前は痛くて今までは歩けない状態でしたが、

 

作製してから劇的に回復し、

先日は紅葉を観に４時間ハイキングをしたそうです。

さすがに４時間歩いたら足が痛くなったと言っていました。

 

いやいや、

そらそうやろ！

 

と、もちろんツッコミを入れたのは

言うまでもありません。（笑）

 

ただ、この方の以前までの状態を知っている

僕や周りの家族からすると考えられない出来事です。

 

こんなうれしい報告を受ける時が

僕の最大のご褒美ですし、最高にやりがいを感じる瞬間です。

 

今年も残りわずか、

精一杯、自分のできる仕事をします。