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脛骨疲労骨折とシンスプリント

こんにちわ、ブログの時間です。

 

2025年になって、先日懸念した通りに初日以降、ぎっくり腰の新患さんが毎日一人ずつ増えています。

 

毎年この時期に多いのはこの時期の冷えや、張り切って大掃除をやりすぎたからか、そんな負傷が多いです。

 

私も持病のヘルニアに怯えつつ、年末に張り切って大掃除をやって青岸にも粗大ゴミをたくさん搬入して処分してきました。余談ですが、うちの兄も年末にぎっくり腰になったと風の便りで聞きました。それくらいぎっくり腰がなぜか重なっています。

 

そして、

 

心配していた学生の負傷も急に増えてきています。

 

今年に入ってすでに小学生のバスケやサッカー、剣道、中学生の水泳、高校生のバレーやバスケ、ラグビー、大学野球のオフトレでの負傷など、、ざっと浮かんだだけでこのくらいです。

 

スポーツに怪我はつきものなれど、新年からちょっと多いなと思う今日この頃です。なるべくなら怪我はしたくはありませんよね。汗

 

でも切り替えて、できることは全部して、早期復帰を目指して頑張りましょう。

 

少し本題から逸れましたが、タイトルの件です。

 

昨日、新患の中学生の陸上部の男の子でスネの痛みで来院されました。

 

事前に保護者の方からエコーで見てほしいとの電話にて連絡ももらっており、早速エコーで観察しました。※HP掲載は患者さん了解済み

 

※エコーについてはこちらからご確認下さい。

 

 

画面向かって左が長軸といって骨に沿って撮ったもの、右が短軸といって輪切りのように骨を見た画像です。

 

いわゆる疲労骨折を疑うエコー画像が確認できました。が、当院ではエコー観察までなので、疲労骨折かどうかの判断はできません。確定診断は病院にてレントゲンやMRIにより医師にのみ下すことができます。

 

今回の痛みの場所としては膝の下のスネの部分でした。

一般的にスネの疲労骨折は大きく分けて痛みやすい場所が3つあります。

 

スネの真ん中から上、スネの真ん中、スネの真ん中よりも下です。

 

ちなみによく似たものにシンスプリントがあります。スポーツやってる学生なら一度は聞いたことがあると思います。

シンスプリントとは

 

運動時及び運動後に、すねの中下1/3の内側に慢性的な疼痛と圧痛があるものをいいます。

よく見られる典型的な症状としては、練習量の増加に伴い徐々にすねの真ん中より下1/3の内側に痛みが出現することが多く、時に腫れを伴うことも多いです。疼痛は運動後にだけ痛むものから安静時にも痛むものまで様々な症状が見られます。

 

 

脛骨疲労骨折

 

疾走型と跳躍型に分類され、膝に近い部位に発症し圧痛部位もやや限局性、わかりやすくいうとピンポイントで痛みがあることが多いです。

 

練習量の増加により出現するのはシンスプリントと同じですが、徐々に痛くなる場合の他、突然痛くなることもあります。競技によっても負傷する場所も下のように変わってきます。

1.疾走型

2.跳躍型

3.疾走型もしくは後内側型

 

今回のケースでは1の疾走型の場所に非常に強い痛みがありました。この場所は陸上する子に多いです。

 

当院ではこのようなケースには負傷患部にライプスを照射して早期回復に努めています。
ライプスについてはこちらから詳細をお読み下さい。

 

 

ちなみに、

 

扁平足の子にも多いとよく巷では言われますが、

扁平足だからなるのではなく、

 

扁平足の足の子に起きやすい特徴的な動きが原因だったりします。

 

なので、よくある扁平足用の対応したアーチを単純に上げるだけの既製品のインソールではその時は楽でも、すぐまた痛くなり、対応できなかったりすることも多いです。

当院では足の動きを見ながら作る動的インソールという考え方でインソールを作成を行なって細かな動きを見ながら調整を繰り返して仕上げていきます。

インソールについて気になる方はこちらからどうぞ

 

ただし、

 

インソールが大切なのではなく、

本当に一番大切なのは靴です。

 

よくインソールのお問合せをいただきますが、治すための手段の1つにインソールがあるだけなんですよ、とインソールを作ってほしいという作製依頼を受けカウンセリングをする際には必ずお伝えする話です。

 

インソールを作ることが目的ではなく、

治すことが目的のはず。

 

その目的達成のための手段に

インソールが必要かもしれないし、

必要無いかもしれません。

 

別の手段で達成できるかもしれないし、

インソールが必要なければ作製費用をかけずに済むかもしれない。

 

それが靴のフィッティングで改善できるのであれば、しめたもんだと思います。サンドイッチマン風に例えるなら、靴は必ず必要なものですからカロリーゼロ的な。

 

足の形や歩き方を見た上で、合う靴の選び方や学生なら競技の特性による選び方、社会人ならTPOも鑑みたセレクトなど、様々な視点でお話しています。

 

あとは靴屋さんに行ってきてください。

 

イオンに行ってイオンポイントを貯める、もしくはイズミヤに行ってポイントを貯めましょう。ネットはあまりおすすめできません。必ず買う前に試履きをした方が良いからです。

 

当院をよく知っている方なら、

「また先生言うてら笑」

 

となるくらい

 

口が酸っぱくなるくらい

靴の大切さは皆さんに伝え続けています。

 

これを読んでいる方、

 

ハチミツうめじゃない方の、

カリカリ梅の味を頭の中で想像してみてください。

 

ええ、そうです、

 

そのくらい口酸っぱくなるほど伝え続けています。

これまでも、これからも。

 

 

 

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病院関係者や学校関係者の方、その他測定会や相談会をしたいというそのようなご依頼ありましたら当院に一度お問合せ下さい。

僕の自治体での講演会の模様はこちらから

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寝ているとき以外はすぐに目を通します。少々お時間頂きますが、即日返信させていただいております。

 

和歌山県の医療従事者で唯一のA級ライセンスを持つフットケアトレーナーの院長もしくは美容鍼灸担当の女性鍼灸師が対応します。

インソールの問い合わせ、作製依頼、美容鍼のお問合せが多く、特に美容鍼は2、3週間以上先までご予約が埋まっており、必ずお電話にて確認が必要です。

 

美容鍼・巻き爪ケア・インソールの詳細は美容鍼専門HARISTEのHPからもご覧ください。



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