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肉離れ

肉離れ

老若男女問わず、スポーツをやっている際に、

〝いわゆるスジを伸ばしてしまった〟といって来院する方が多いです。

 

スポーツ経験者ならば軽度なものも含めれば、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 

肉離れとは何?

筋肉の一部分が断裂した状態を言います。

 

ふくらはぎや太ももの前後の筋肉の負傷が多いですが、全身どの筋肉でも生じる可能性があります。背部や前腕でも見られます。

 

肉離れは筋肉が急激に収縮する際に起こりやすいです。

 

筋肉というものは伸び縮みすることにより、ものを持ち上げたり、ダッシュをすることができますが、その筋肉の伸び縮みが筋肉の繊維がうまく対応できない場合筋線維が断裂してしまいます。

 

これが肉離れです。

※または挫傷と呼びます。(関節で起こったものは捻挫)

 

例:土俵際で対戦相手を投げたり。↑投げてるのが患者さんです。すごいですよね。

 

※この人にお姫さま抱っこされたことあります。おじさんがおじさんに抱っこされる、相当きつい画でした。

どんなときに肉離れを起こすの?

肉離れは筋肉がうまくほぐれていないとき、身体が硬いままに身体を動かしている時、例えばランニングなどに起こしやすいです。

 

筋肉が硬いままだと、どのスポーツでも起こりえるケガです。

 

どんな症状なの?

肉離れを起こしたとき、その瞬間に筋肉が断裂する〝ブチッ〟とか〝バチン〟という音が聴こえることがあります。

 

そして、断裂した際にその筋肉にかなりの痛みを感じます。

 

更にその痛みは、伸ばしたり力を入れたり、負荷をかけたりしたときに痛みが増強します。太ももやふくらはぎに肉離れが生じたときは体重をかけると痛むため、うまく歩くことができないこともあります。

 

また、肉離れを起こした場所は内出血を伴うこともありますし、程度によっては凹みがあり断裂部を触ってあきらかに確認できることもあります。

 

検査

肉離れの程度がどのくらいなのか、まずは徒手検査や触診などで状態の確認を行います。また、重傷の場合には、正確な場所の特定のためにエコーによる検査を行います。

エコー検査についてはこちらからどうぞ

 

エコー検査は外傷の場合には施術への必要な情報取得のための重要な手段のため、無料で行っています。

 

これは腱板部分断裂です。真ん中の黒い穴のようなところが断裂部分です。

 

赤く囲っている部分が断裂部です。

 

カラードプラー機能で出血を確認することも可能です。

 

このようにきつい肉離れの場合にはエコーで確認して状態の把握を行います。

 

施術

肉離れは程度により、

1度・2度・3度に分かれています。

 

当院ではまずRICE処置を行い、患部安静を図ります。

 

そして軟部組織の早期回復を促すため、ライプスを当てることが多いです。

ライプスのご紹介はこちらからどうぞ

 

その後、筋膜リリースなどの施術を開始します。

 

1度などの軽度の肉離れもきっちり処置しないといけません。しっかり患部の安静を図り短期間での回復を目指します。

 

3度までいくとケースによっては回復までの期間は長くなることもあります。場合によっては診療情報提供書を作成し整形外科をご紹介します。

予後

スポーツ復帰や日常生活における活動については症状を確認しながら、一番良いタイミングで患者さんや保護者の方と相談しながら進めていきます。

 

再発予防

肉離れを何度も繰り返して負傷してしまう方も少なくありません。

 

これは身体が硬かったり、ストレッチ不足があったり、合わない靴を履いていることで不安定な環境があるせいかもしれません。

 

当院では予防のためのリハビリも指導させていただいておりますが、そのほかに足底板療法(インソール)もオススメしています

 

足底板療法(インソール)についてはこちらからどうぞ

 

その他、不明な点がございましたら、

公式LINE、メール、電話等でお問い合わせください。

お問合せはこちらから

 

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