捻挫と間違えやすい足の骨折
突然ですが、質問です。
足の捻挫の経験はありますか?
軽く捻った程度の捻挫なら大半の方は経験あるのではないかと思います。
では、
きつく捻じってしまい足がパンパンに腫れたことある方は?
これ骨大丈夫かな・・・と思うような怪我の仕方もあれば、
逆に、これ痛いけど骨折はしていないだろう、、
と自己判断するケースもありますよね。
このページではスポーツで繰り返し痛くなったり、転倒して痛めたりする、
大きく分けて2つのパターンで起きるこの場所についてのお話をします。
第5中足骨骨折
第5中足骨、簡単に言えば小指の足首寄りの付け根、
上記のイラストの×印または下記のイラストの〇印のところです。
ここはいわゆる下駄履き骨折という骨折と、
ジョーンズ骨折という骨折の2つがあります。
下駄履き骨折
下駄履き骨折は、昔下駄を履いて転倒した際に
よくこの箇所が骨折したことからこの名前がついています。
今でも靴を履いていて(裸足でも)段差や階段で
足を踏み外して転倒したときに骨折することがあります。
受傷直後から強い痛みと腫れ、内出血があり、足を着いて歩くことは困難です。
ジョーンズ骨折
この骨折はスポーツ時に多く見られます。
最初は痛みも軽度なこともあり、継続してスポーツをやりがちです。
次第に痛みが増し、スポーツ継続が難しくなります。
歩けないことはありませんが、放置するととても痛いです。
酷使、反復、過剰な損耗による疲労骨折が多いです。
処置・施術
まずは当院の場合は整復固定を行い、
応急手当をした上で当院オススメの整形外科をご紹介します。
細かい症状を記載した紹介状をお渡しいたしますので
それを持って整形外科に行っていただくことになります。
そこでレントゲン等の検査を行ない、ドクターの判断次第ではありますが、
当院で後療(リハビリ)を行うか、整形外科にて通院加療し、様子を見ていただくかになります。
重要なことは・・・
単に捻挫と思わず、痛みや腫れが出た場合はもちろん当院でも構いませんし、
お近くの整形外科や信頼できる整骨院に行きましょう。
このくらいの怪我で病院に行っていいのかわからない、、
と悩んでいる場合には当院では状況で判断して
画像診断が必要であれば整形への紹介状を書いています。
しっかり鑑別診断できる柔道整復師なら骨折と捻挫の見極めが出来ます。