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肩の痛み ②インピンジメント 【雄湊 畠中整骨鍼灸院】

肩の痛み ②インピンジメント 【雄湊 畠中整骨鍼灸院】

2014年07月16日(水)12:23 AMケガについて,ブログ,鍼灸治療

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ここではインピンジメント症候群に関することについて記載していきます。

難しい説明は求められていないと思うので

なるべく割愛して簡単な言葉を選んで説明していきます。

インピンジメント症候群って?

まずインピンジメントとは、衝突という意味です。野球や水泳、テニスなど腕を振るような動作を繰り返すことで腱板(とくに棘上筋腱)、肩峰下滑液包が炎症を起こしてしまいます。

炎症を起こしたことで、変性し厚みを増してしまった組織が通常では衝突することのない骨や靭帯(烏口肩峰アーチ)と衝突してしまい、肩の痛みや肩の可動域の制限が起きてしまうことをいいます。

 

烏口肩峰アーチって?

肩峰(肩の先の骨)と烏口肩峰靭帯と烏口突起で作られる空間のことです。この空間に棘上筋腱と肩峰下滑液包があります。

 

 

と、いうことでこんなときに痛めやすいです。

【腕を振る動作】

ピッチャー その3

痛そうですよね・・・

こんな経験はありませんか?

インピンジメントの原因

よくある原因

・テニスのサーブやバレーボールのアタックなど瞬間的に肩に強い負荷がかかるもの

 

・野球や水泳など、上肢のオーバーヘッドモーション(肩の拳上運動)の反復

 

症状・経過

肩を上げていくとき、ある角度で痛みや引っ掛かりを感じて、それ以上拳上できなくなります。

悪化するとこわばりや筋力の低下なども伴い、夜間痛も訴えることもあります。

 

肩を拳上するとき、または拳上した位置から下してくるときに60°から120°までの間で、特に強い痛みを感じることがあります。これをペインフルアークサイン(有痛弧徴候)と言います。

 

 

インピンジメントの治療

インピンジメントは、オーバーユースにより肩の筋肉が肥厚し、肩峰の下と上腕骨大結節が衝突して腱板が挟まれ滑液包に炎症を起こしてしまっている状態にあります。

当院の治療は肩甲骨周辺の筋のストレッチや、緊張した筋肉を緩めていくことを目的とします。


当院では主に鍼灸治療を中心とした治療と、

手技を中心とした治療の大きく2つの治療によって、

患者さんの身体の回復に努めています。

急性期の場合

痛めた筋肉の回復と炎症を鎮めることを目的とします。

強い刺激は疼痛や炎症を更に引き起こすことがありますので行いません。

軽い刺激やソフトな手技・ストレッチにより回復に努めていきます。

 

詳しくはここをクリックしてください。手技治療 鍼灸治療

 

急性的なものについては健康保険を適応することができます。

来院の際には保険証をお持ちください

慢性期の場合

軽度の場合は緊張状態にあり固くなってしまった筋肉を中心に、

低下してしまった運動機能の回復を促します。

重度の場合で日常生活や仕事に支障をきたすときは手術したほうが社会復帰が早い可能性があります。自己判断して放置せずに当院や病院にいきましょう。

 

慢性的なものについては鍼灸保険を適応することができます。

少し複雑な医療制度となっておりますので、こちらをお読みください。

 

当院では日頃のケアやストレッチ、インナーマッスルの鍛え方を患者さんに指導しています。

 



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