腰の痛み ①ぎっくり腰 【和歌山市 雄湊 畠中整骨鍼灸院】
はじめに
腰痛は、急に腰が痛くなってしまうぎっくり腰(急性腰痛)と、
長い間、腰に不快感と痛みを及ぼす慢性腰痛(腰痛症)とがあります。
当院では急性腰痛(腰部捻挫)、慢性腰痛(腰痛症)ともに
健康保険を使って治療を受けることが出来ます。
※ただし、慢性腰痛に関してはドクターの同意書が必須条件となります。
ぎっくり腰
ぎっくり腰は、若い人にも多く、日常生活や仕事にまで支障をきたすことがあります。
予期せぬ腰痛なだけに、ぎっくり腰経験のある人の中には、恐怖心を抱いてしまい、治っても、体を動かすことを制限して過ごしてしまうケースもあります。
原因
ぎっくり腰は、突然、腰を襲う激しい痛みです。ぎっくり腰は「急性腰痛症」の代表的な呼び名ですが、急な腰痛を起こす原因の中には、内臓の病気や脊椎の病気などもあるので注意が必要です。
朝の洗顔で、腰をかがめた時や、重い物を持ち上げようとした時など、腰を痛めるきっかけが、はっきりしている人もいますが、中にはきっかけがよくわからない、という人もいます。
多くのケースでは、ふとした動作に伴う時やくしゃみなど、腰に激痛が走るきっかけがあり、姿勢や腰への注意力が低下している時に、ギクっと痛めてしまうことが多いようです。
西洋では魔女の一撃とも言われています。
症状
受傷後は、腰を支える機能が低下しています。
腰部を支える筋肉、関節、椎間板などを痛め、ほとんど身体を動かすことができないほどのぎっくり腰を経験する人も少なくありません。当院でも付添いの方に両手を引いてもらわないと自力で歩けない患者さんが助けを求めて来院されることが少なくありません。
ぎっくり腰の痛みの程度や症状の進み具合は、人それぞれなのですが、多く見られる症状は以下になります。
- 動作の瞬間に腰や骨盤付近に激痛が走り、動くことが困難になってしまう。
最初は違和感程度で、さほど気にならなかったのに、時間の経過と共に腰痛となり最終的に動けなくなる。 - 上半身を起こすことができない。くの字の状態。
- おじぎをすることも、体を反らすことも困難。
- 自力歩行が困難。
- くしゃみ、咳で痛みが強まる。
- 寝返りが痛くて、寝る姿勢を変えることが困難。
- 一度寝たら起き上がるまでに10~20分かかる。
- 起き上がった状態よりも、横になっているほうが楽である。
治療
鍼灸治療が特に有効です。
腰をギクっと痛めたとして、下肢にも症状が出たり、楽になる姿勢が無く、ずっと痛んだままである場合、我慢せずに当院にお越しください。
通常診療もありますので、すぐに駆けつけることはできませんが、午後の診療後に伺わせていただきます。
筋・骨格系に関わる痛みであれば、2~3回の鍼灸治療で症状が和らぎ、動くことが出来るようになります。(軽度の方では1回でよくなります)
自宅での過ごし方
寝る姿勢は、横向きで膝の間に枕をはさんだり、仰向けで膝を立てたり、といった自分の楽な体勢で過ごしてください。痛めて2~3日は、痛めた部位は温めずにしてください。1日数回、10分間アイスパックなどで冷やして対処します。
仕事や家事でどうしても動かなくてはならない場合は、腰椎ベルトやさらし等を巻いて、腰部を安定させると、すこし楽になる場合があります。腰椎ベルトは販売、もしくは数は少ないですが無料貸し出しの分もございます。
実は僕自身、慢性的な腰痛持ちです。
17の頃に柔道の競技中にぎっくり腰を起こし立てなくなりました。
21のときには腰椎椎間板ヘルニアになり、
長い間、坐骨神経痛で苦しんだ経験があります。
今は痛みの症状をコントロール出来ているので、
よほどの無理をしない限りは痛むこともありません。
もし、あなたが今まさにぎっくり腰をおこしていて、当院のホームページに辿り着いたのならば
僕はあなたの気持ちはまさに読んで字のごとく〝痛いほどわかるつもり〟です。
お待ちしております。院長