種子骨障害について
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種子骨障害について

 

ここでは種子骨骨折等により生じる痛みに関すること

について記載していきます。

 

難しい説明は求められていないと思うので

なるべく割愛して簡単な言葉を選んで説明していきます。

種子骨って?

手や足の関節の付近の靭帯や腱の中にみられる植物の種のような形の小さい骨で、一見すると余分な構造に思えますが、隣接する骨と関節を営み、滑車のような役割を担い、腱や靭帯の方向を変えるとともに骨の面から脱臼するのを防いでいます。

人体では手のひらに5個、足の裏に2~5個の種子骨があります。わかりやすいものに膝蓋骨(しつがいこつ)いわゆる膝のお皿の骨です。これも太ももの筋肉(大腿四頭筋)の腱の中に発達した一種の種子骨です。

 

ここでは歩行の際にとても重要な足の種子骨

焦点を当てて記述していきます。

 

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種子骨障害は何が原因で起きるの?

足の親指を上げると、土踏まずが緊張し

足のアーチが高くなります。

これを足の巻き上げ機構・ウィンドラスメカニズムと言います。

 

種子骨はこのメカニズムが起きる際に

アーチの高さを維持する支点となります。

 

以上のように、種子骨は足を蹴り出した際に支点となり、またクッションの役割をして足を保護していますが、度重なるつま先立ちの動作や、蹴り出し動作が続くと種子骨への負担が多くなり、周囲が炎症をおこします。また、種子骨そのものの血行が滞り壊死する可能性もあります。

 

早い話が親指の付け根が痛くなるってことですね。

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繰り返しの痛みによる慢性的な種子骨障害と、

外傷性による種子骨骨折があります。

いずれも歩行が困難な状態になることが少なくありません。

種子骨障害の症状

前述した通り、種子骨障害は母趾背屈(反るように上げた状態)にした際に痛みを感じます。自発痛および圧痛を伴い、ランニングや歩行の際に蹴り出した際に痛みます。種子骨には腱が付いているため、足底筋の緊張により牽引痛(引っ張られるような痛み)があります。


土踏まずが高くハイアーチの足、

いわゆる凹足傾向のある方に起こりやすい障害です。

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母趾の付け根に痛みが見られます

 

種子骨障害の治療 保存治療の場合

当院では種子骨障害にはインソールの作製を勧めています。

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まずは局所の安静を行い、保存療法で疼痛の改善を図ります。

繰り返し疼痛が出現するようなケースでは、

 

オーダーメイドインソール(中敷)の作製を行い

靴に装着させる方法がとても有効です。

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グラインダーを使い、1ミリ以下の微妙な調整をして

一人ひとりに合うものを作製していきます。

 

インソールで症状は改善、歩行しやすくなることが多いです。

ただし残念ながら摘出しなければならない場合もあります。

日常生活やスポーツの際に痛みを伴い、大変つらい疾患です。

 

種子骨障害は陸上競技やバスケットボールなどの

よく走る競技に多いと言われています。

他にも空手や剣道など踏み込み動作の多い格闘技にもよく見られます。

 

僕は柔道をやっていましたが畳の上でしたので

そのようなことはありませんでしたが、

硬い床等での剣道ではよくあります。

 

小学生から中学生に多く見られ、体力・技術向上のための青春の時期を

痛みのために十分なパフォーマンスが発揮できかねない疾患です。


適切な治療を行い、活躍させてあげられるように

することが大切だと僕は考えています。

 

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インソールが有効な疾患に他に
モートン病有痛性外脛骨というものもあります。
 
 


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